クロスロードです。


僕は、2012年から色んなアフィリエイトを実践しています。

たくさんの手法に手を出してきたのには、理由があります。


あなたには知っておいてほしいのだが、実は、ひとつのアフィリエイト手法だけしかやらない、というのは、とても危ないことなんです。


というのも、アフィリエイト業界では、その手法そのものが死ぬレベルの大事件が時々起きるからです。


今日は、僕が実際に大ダメージを受けたアフィリエイト大事件を3つお届けしようと思う。

記事の後半では、その大事件から身を守る方法もお伝えします。

楽天アフィリエイトの規約大変更

2208873 s - 僕が大迷惑を受けたアフィリエイト業界3つの大事件

楽天アフィリエイトの仕組みって?

まずは、楽天アフィリエイトから。


楽天アフィリエイトは、初心者が一番稼ぎやすいアフィエイト手法として人気です。

なぜ稼ぎやすいかというと、報酬が発生する仕組みがとても親切だから。


簡単に言うと、お客さんはあなたからは買ってないのに、なぜかあなたに報酬が発生する仕組みを持っています。


例えば、あなたのブログに楽天市場の商品のリンクを貼っていたとする。商品は何でもいい。

あなたのブログの訪問者さんがそのリンクをクリックする。
通常なら、その商品が売れたらそこで報酬が発生する。売れなかったら報酬はゼロだ。


しかし、楽天アフィリエイトは違う。


その場では売れなくても、30日間の間に楽天市場で何かを買ってくれたら、その報酬はあなたのもの。
(こうやって日にちを覚えておく仕組みを「クッキー」といいます)


これすごくないですか?


僕の経験談をひとつお話すると、ある日、楽天アフィリエイトの管理画面を見ていたら、なんと35万円の商品が売れていました。

調べたところ、これ、楽天トラベルで旅行が売れたようでした。ちなみに、僕は旅行のリンクを貼ったことはありません。


おそらく、僕が貼った「乾電池」か何かのリンクから発生した報酬なのです。

楽天アフィリエイトの大事件

2018年10月。
楽天アフィリエイトの規約変更が発表されました。


なんと、30日間あったクッキーを「24時間」に変更。

業界、激震である。


いわゆる「クッキー狙い」のアフィリエイターは軒並み大ダメージを受けました。


僕も大ダメージをくらって、毎月数万円稼げていたのに数千円に落ちてしまいました。(泣)

楽天アフィリエイトの規約変更は改悪か

この規約変更で、多くのアフィリエイターが稼ぎを落としました。怒りに燃えたアフィリエイターからは、


「この規約変更は改悪だ!」との叫びの輪が広がりました。

と言っても、相手はあの超大企業、楽天。


アフィエイターが何を言おうとビクともしません。

楽天アフィリエイトを実践するなら受け入れるしかない。


でも、ちょっと考えてほしいのですが。

よーく考えると、偶然に頼った「クッキー狙い」のアフィリエイトって、本質から外れてないですか?


本当におすすめできる商品を紹介するのがアフィリエイトの本筋なはず。

それなのに、数撃ちゃ当たる的なクッキー手法をやらせろ!っておかしいですよね。


実際、クッキー狙いではなく、ちゃんと商品を紹介できている人は、今でも問題なく売上を上げているので、ある意味この規約変更は正しかったのかもしれない。


あなたはどう思いますか?

yahoo!広告の規約大変更

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Simon SteinbergerによるPixabayからの画像

yahoo!広告アフィリエイトは稼げた

yahoo!に広告を出す、なんて聞くと初心者にとってはすごくハードルが高く感じるかもしれません。


でも、実際に広告を出してみると、以外に簡単です。


しかし、広告を出す以上、無料ではできないし、下手をすると赤字になってしまう可能性もあるわけで、ビジネスをやっている感は強いし、楽天アフィリエイトと比べると緊張感もあります。


そうは言っても、1クリック1円とかの低単価で広告を出稿できるので特にリスキーかというと、そんなにビビる必要はありません。


こういった、1クリックあたり何円支払う、という広告の形を、PPC広告という。Pay Par Clickの略だけど、覚えなくていいです。


まず、簡単なペラページを作成して、ここにアフィリエイトリンクを貼ってください。


そして、このペラページをyahoo!広告に出稿するのです。

ppc広告でアフィリエイトするから、これをppcアフィリエイトといいます。


で、広告を出しているので、その日のうちにアクセスが集まる。アクセスが集まるから、いつかは必ず売れる。


あとは、赤字にならないように調整していく、って流れ。


赤字にならないためには、アフィリエイト報酬が5000円以上の高額な案件じゃないと厳しいです。


でも、この流れで一度軌道に乗せてしまえば、夢の自動化が完成するわけなので、取り組まない理由はないと思う。


しかし・・・

yahoo!広告の大事件

2019年6月。事件は起こった。

yahoo!広告の規約が変更されたのです。


その内容とは、「アフィリエイトの全面禁止」。


アフィリエイターは全員、強制退場となりました。

無理やり広告を出稿しても、1日で垢バンされて終了です。


それどころか、何もしていないのに、あさイチにyahoo!から垢バンの連絡メールが来たりしました。(システムから自動で送信されているんでしょう)


これはもう、ppcアフィリエイトはあきらめるしかないのか?

捨てるyahoo!神、拾うGoogle神

実は、ppc広告ってyahoo!広告だけじゃないんです。


Google広告ってのもあって、yahoo!広告と同じようなことができます。


しかも、Google広告ってすごくて、今流行りのAIが搭載されています。

AIは、広告主のあなたに代わって、広告を表示するタイミングや広告単価を自動で最適化してくれる。


なので、しっかりしたペラページを作って審査を通せば、しっかり稼げる。


Google広告って審査がめっちゃ厳しくて有名なんだけど、なんと突然審査が非常に簡単になったんです。


まさに、捨てるyahoo!神、拾うGoogle神。


露頭に迷ったppcアフィリエイターは全員Googleに移行したよね。


首の皮一枚で生き残ったわけだけど、僕は2020年の6月で一旦このppcアフィリエイトは引退しました。


理由は、Google広告だっていつどうなるかわからないので、これだけに頼っていてはまずいと感じたから。


もうひとつ理由があって、コロナの影響で、僕が扱っていた案件が終了してしまった、というのもでかいです。

Googleの検索アルゴリズム大変更

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William IvenによるPixabayからの画像

Googleの理念って?

Googleの理念って、確か、検索して言う人に最適な検索結果を返すって感じじゃなかったかな。


記憶があいまいだから適当に書いたけど。


もしGoogleの理念をちゃんと知りたい人は、ググってください。笑


検索されたキーワードに対して、検索結果を返す仕組みを
「検索アルゴリズム」っていいます。


実は、検索アルゴリズムは日々変わっていきます。

もちろん、よりよい検索結果を返すために。


日々、Google社の天才エンジニアたちが努力してます。


そんなGoogleの検索アルゴリズムだけど、一昔前は割としょぼかったです。

最適な検索結果とは言い難かったです。


例えば、表示回数がめっちゃ多いページがあったら、そのページは有益なページと判断されていました。


なので、それを逆手にとって、インチキする人が出てきた。


僕の体験談をひとつお話すると、とあるイベントで出会ったロカビリーバンドさんのホームページが、「ロカビリー」で検索すると一番最初に表示されてびびった、ってのがある。
(こうして検索結果の上の方に来ることを上位表示という)


まず、言っておくと、そのロカビリーバンドはアマチュアだし、全国ツアーに出るような人気バンドでもありません。


しかも、ロカビリーとは名乗っていたが、僕から見ると全然ロカビリーバンドのサウンドでもない。

服装も髪型もロカビリアンのスタイルではない。


どちらかというと、パンクバンドのスタイルに近い。
実際、ボーカル以外はド派手なモヒカンヘアだった。


それなのに、「ロカビリー」で検索して一位。


何をやったか?答えは簡単。

ページの表示回数をめっちゃ多くすればいい。
Googleは表示回数が多いページを有益と判断するんだから。


じゃあ、どうするか。答えは簡単。

キーボードの「F5」キーをめっちゃ連打すればいい。
(F5キーを押すとページを再読み込みをする)


F5キーが押された数だけ再表示されるので、めっちゃ表示回数が増えるってわけです。


でも、本来なら「ロカビリー」で検索したら「エルヴィス・プレスリー」のページが一位じゃないとおかしいですよね。

アフィリエイターを襲った”YMYL”とは

そんなわけで、Googleの検索アルゴリズムは未完成。

だから、Google社の技術者が日々頑張ってくれています。


そして、時々事件が起きる。

そう、「大型アップデート」というやつです。


日々、検索アルゴリズムは変わっています。

で、たまにアルゴリズムをがらっと変えてくることがあります。


それが大型アップデート。


アルゴリズムががらっと変わるとどうなるか。


きのうまで上位表示していたページがどこかに行ってしまい、逆に誰にも見向きもされなかったページが突然上位に踊り出る、という現象が起こる。


僕は、その打撃をまともに食らった事がある。


忘れもしない、2019年3月12日のこと。


当時、僕は結構なアクセスが来るブログを所有していた。

月間19万ページビュー、一日あたり6000ページビューのブログだった。(19万ページビューとは19万回表示されたってこと)


そのブログがいきなり死んだ。

下の画像を見てほしい。

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3月を境に突然アクセスが激減しているのがわかるでしょう。


この大型アップデートを「YMYLアップデート」と呼ぶらしい。


YMYLとは、”Your Money or Your Life”の略で、要するに「お金や健康のような大事なことを、てめえら素人が語ってんじゃねえよ」とGoogleが言ってるってこと。


この日を境に、お金のことに触れる記事なら、お金の専門家(銀行とかファイナンシャルプランナー)の記事を優先して上位表示するようになりました。


健康に関する記事なら、健康のプロ(医者とか健康食品メーカー)の記事を優先して上位表示するようになりました。


ちなみに、僕のブログのテーマは「子育て」を扱ったもの。
僕は、子供が生まれたばかりだったので、子育て真っ最中だった。

その時点で僕は、子育ての専門家だったに違いない。

それでも、Googleは問答無用で僕のブログを殺した。
「肩書」がないからだ。



子育て真っ最中の人間のブログより、どこぞの産婦人科のおじいちゃん先生が15年前に書いたPDFファイルの方が上位表示されたりしてる。


僕の意見では、GoogleによるYMYLアップデートは失敗だ。

Googleに好かれるためには

そんなことは僕にはわからない。

わからないし、もし一度わかったとしても、また変わる。


考えても無駄だ。

大事件から身を守るには?

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Lukas BieriによるPixabayからの画像

プラットフォームに依存しないこと

今回の記事では、「楽天アフィリエイト」、「yahoo!広告」、「Google広告」、「Google検索」について話を進めてきました。


規約変更により大打撃を受けたり、逆に美味しい思いをしたり。


こういった、あなたにはどうすることもできない大きな器を「プラットフォーム」と呼びます。


楽天にこうだと言われたら従うしかない。

yahoo!にこうだと言われたら従うしかない。

Googleにこうだといわれたら従うしかない。


だから、プラットフォームに依存するビジネスはだめなんです。

リスクを分散すること

かと言って、ネットビジネスにおいて、楽天、yahoo!、Googleを完全に排除していくのは不可能にちかい。


じゃあ、せめて、リスクを分散するべきです。


よく聞くフレーズがあります。
「ネットビジネスは、結果が出るまでは一点集中!」


まあ、わからないでもないけど、甘い考えだと思います。

そんなんだから、Googleに足元をすくわれる。

トリッキーな手法を避け、本質を突く

さっきのロカビリーバンドだけど、とっくに消えている。

Googleさんの努力のたまものってとこですか。


僕たちにできることは、自分にできることを全力でやっていくしかないんだと思います。


ネットでなにかをやっていく以上、Googleは神であることは否定しようがありませんね。


そして、Google検索アルゴリズムの中身を知ることができない以上、ぐずぐずしていてもどうしようもない。


本当に有益なコンテンツを自信を持ってアップしていこう。

まとめ

・楽天アフィリエイト、yahoo!広告、Google検索で大規模な規約変更があり、その度、多くのアフィリエイターが大打撃を受けている。


・規約変更は企業努力のたまものなので、個人アフィリエイターが文句を言う筋合いはない。


・規約変更からの大打撃を避けるにはリスク分散が重要。

追伸

思いがけず、とても長い記事になってしまいました。

けど、まだまだ言いたいことはつきません。


これからも、どんどん情報を発信していくつもりなので、よければ読んでみてください。

以上、クロスロードでした。