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なぜ経験者はSELDERを避けてYAMAHAを選ぶのか?ギター初心者が知らないブランドの血統と格付け

なぜ経験者はSELDERを避けてYAMAHAを選ぶのか?ギター初心者が知らないブランドの血統と格付け

ギターを始めようと思ったとき、誰もが一度は悩みます。

  • SELDERって安いけど大丈夫?
  • SquierとFenderは何が違うの?
  • Bacchusってよく聞くけど何者?
  • ハードオフで見かけるブランドの優劣が分からない

私も初心者の頃はそうでした。

しかしギター歴が長くなると、不思議なことに経験者たちは同じようなブランドばかり選び、同じようなブランドを避けていることに気付きます。

その理由は単純な価格差ではありません。

実はギターの世界には「血統」があります。

車好きがトヨタとレクサスの関係を知っているように、ギター好きはブランドの親会社や立ち位置を見ています。

この記事では単なるランキングではなく、

「なぜそのブランドが評価されているのか」

という部分まで掘り下げて解説します。

初心者向けギターブランド格付け(辛口版)

まずは結論から。

Sランク(迷ったら買え)

YAMAHA

初心者向け最強候補。

  • 品質管理が優秀
  • 個体差が少ない
  • ネックが安定
  • 中古でも安心

ギター経験者に

「初心者なんだけど何を買えばいい?」

と聞いてみてください。

かなりの確率で

「ヤマハでいいんじゃない?」

という答えが返ってきます。

それくらい定番です。

Squier

Fenderの廉価ブランド。

安いから評価されているのではありません。

Fenderの設計思想を受け継いでいるから評価されています。

特にClassic Vibeシリーズは初心者向けというより、普通に良いギターです。

Aランク

Bacchus

近年のコスパ王。

価格以上の品質で人気があります。

Ibanez

弾きやすさ重視。

ネックが細く、初心者でも扱いやすい。

Epiphone

レスポール系を弾きたいなら有力候補。

Gibsonの血を引いています。

Bランク

Aria Pro II

派手さはありませんが堅実。

長年愛されているブランドです。

Legend

後ほど解説しますが、出自を知ると評価が変わります。

Cランク

PLAYTECH

価格重視。

昔よりかなり良くなりました。

BUSKER’S

島村楽器の入門ブランド。

悪くはありませんが、積極的に選ぶ理由も少ない印象です。

Dランク

SELDER

Photogenic

Maison

弾けないわけではありません。

しかし同じ予算で中古のYAMAHAやSquierが買えるなら、そちらを選びたい。

これが経験者の本音です。

なぜ経験者はブランド名ではなく「血統」を見るのか

初心者はこう考えます。

「Squier」
「Bacchus」
「Legend」

全部別メーカー。

全部横並び。

しかし経験者は違います。

ブランド名ではなく、

「誰が作っているのか」

を見ています。

例えば車で言えば、

レクサスとトヨタが無関係ではないように。

ギターも同じです。

FenderとSquierの関係

Fender
└ Squier

SquierはFender傘下のブランドです。

つまり、

「安いフェンダー」

という立ち位置。

だからパーツの互換性もあり、改造情報も豊富です。

中古市場で人気があるのも当然です。

初心者は

「Squierは安物」

と思いがちですが、

経験者は

「Fenderの弟分」

として見ています。

GibsonとEpiphoneの関係

Gibson
└ Epiphone

こちらも有名です。

レスポールが欲しい。

でもGibsonは高い。

そんな人のために存在するのがEpiphoneです。

つまり、

「安いレスポール」

ではなく

「Gibson直系のレスポール」

なのです。

Bacchusが人気な本当の理由

Deviser
├ Momose
├ Headway
└ Bacchus

Bacchusの親会社はディバイザー。

ギター好きならMomoseやHeadwayを知っています。

高品質な国産ブランドです。

つまりBacchusは、

「安いギター専門メーカー」

ではありません。

高級ギターを作っている会社が作る入門ブランドなのです。

だから評価が高い。

AriaとLegendの関係

Aria Pro II
└ Legend

LegendはAriaの入門ブランドです。

中古市場では初心者セット崩れとして扱われることも多く、経験者から高く評価されるブランドではありません。

しかしSELDERやPhotogenicと同列に語るのは少し違います。

なぜならAriaは長い歴史を持つ老舗メーカーだからです。

高級ブランドの弟分とまでは言いませんが、

「楽器メーカーが作った入門ブランド」

という安心感があります。

経験者が中古売り場でLegendを見たとき、

「まあアリかな」

と思うのはそのためです。

BUSKER’Sはなぜ微妙な評価なのか

島村楽器
├ HISTORY
├ LaidBack
└ BUSKER’S

BUSKER’Sは島村楽器の入門ブランドです。

ここで誤解してはいけないのは、

BUSKER’Sが悪いブランドという話ではありません。

むしろ島村楽器が初心者向けに販売することを前提に作られています。

問題は比較対象です。

例えば同じ予算で

  • 中古のYAMAHA
  • 中古のSquier

が買える場合、

経験者はそちらを選ぶことが多い。

BUSKER’Sは初心者向けとして十分な品質ですが、

わざわざ指名買いする理由も少ない。

そんな立ち位置です。

PLAYTECHはなぜ評価が割れるのか

サウンドハウス
└ PLAYTECH

PLAYTECHは面白いブランドです。

昔からギターを弾いている人ほど、

「プレイテックかぁ……」

という反応をします。

それも無理はありません。

一昔前のPLAYTECHは、

とにかく安さ優先でした。

しかし近年はかなり改善されています。

現在のPLAYTECHを昔のイメージだけで語るのはフェアではありません。

とはいえ、

YAMAHAやSquierのような安定感があるかと言われると話は別です。

個体差もあります。

だから評価が割れるのです。

SELDERとPhotogenicの正体

キョーリツ
├ SELDER
└ Photogenic

ここがこの記事で一番面白い部分かもしれません。

初心者は悩みます。

SELDERがいいのか。

Photogenicがいいのか。

どちらを買うべきか。

しかし経験者はこう思います。

「親戚みたいなものでは?」

実際、この2ブランドは同じキョーリツコーポレーション系です。

もちろんモデルによる違いはあります。

しかし、

YAMAHAとIbanezを比較するような話とは少し違います。

経験者がSELDERやPhotogenicを積極的に勧めない理由は、

ブランド名そのものではありません。

同価格帯に中古のYAMAHAやSquierが存在するからです。

もし中古のPACIFICAが3万円で買えるなら、

新品の激安ブランドを選ぶ理由は少なくなります。

初心者だからこそ高級ギターを買え、は本当か?

ギター界隈では定期的に極論が現れます。

「初心者こそ最初から30万円のギターを買うべきだ」

という意見です。

私はこの考え方があまり好きではありません。

もちろん高いギターは良いものです。

しかし初心者がいきなり高額なギターを買う必要はありません。

問題は値段ではなく品質です。

極端な話、

30万円のギターと3万円のギターの差よりも、

3万円のYAMAHAと1万円台の激安ギターの差の方が大きいこともあります。

初心者が必要なのは高級ギターではありません。

ちゃんと弾ける、まともなギターです。

私がヘッドを見る理由

中古売り場でギターを見るとき、

私はまずヘッドを見ます。

ブランド名を見ているのではありません。

ロゴの作り込みを見ています。

例えば高級ギターになると、

  • 美しいロゴデザイン
  • マザーオブパールのインレイ
  • 凝ったトラスロッドカバー
  • ヘッド全体の仕上げ

などにコストがかかっています。

メーカーにとってヘッドは顔だからです。

一方で激安ギターになると、

ロゴは最低限のプリントのみ。

デザインも極めてシンプルです。

もちろんロゴだけで良いギターかどうかは決まりません。

しかし長年ギターを見てきた経験から言うと、

ヘッドにコストをかけないメーカーが、見えない部分だけ真面目に作っているケースはあまり多くありません。

逆にヘッドに手間をかけるメーカーは、

フレット処理や塗装、組み込み精度などにも気を使っていることが多い。

私はそう感じています。

結論

初心者がギターを選ぶとき、

価格だけを見ていても答えはでません。

見るべきは、ブランドの血統です。

Fenderの弟分なのか。

Gibsonの弟分なのか。

老舗メーカーの入門ブランドなのか。

それとも価格だけを追求したブランドなのか。

その違いを知るだけで、

楽器店やハードオフの棚がまったく違って見えるようになります。

そして最後に一つだけ。

私は初心者に

「最初から高級ギターを買え」

とは言いません。

しかし、

「初心者だから安物でいい」

とも思いません。

初めてのギターとの出会いは、その後何年も記憶に残ります。

だからこそ、

価格ではなく背景を知って選んでほしいのです。

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