腱鞘炎がきっかけでトラックボールを使い始めた
「トラックボールマウスって本当に使いやすいの?」
「ロジクールのM575が気になるけど、少し高い……。」
「ProtoArc EM04って安いけど、本当に大丈夫?」
私もまったく同じことで悩みました。
現在、私は仕事でも副業のブログ運営でも毎日のようにパソコンを使っています。
その結果、右手を酷使しすぎて腱鞘炎になってしまいました。
普通のマウスは腕全体を動かして操作するため、長時間の作業になると右手への負担が想像以上に大きくなります。
そこで試してみたのが、トラックボールマウスでした。
最初に購入したのは、ロジクールの名機「M570」。
その後、後継機であるM575へ買い替え、現在まで長く使い続けています。
そして今回、Amazonで見つけたのがProtoArc EM04でした。
価格はM575よりかなり安く、正直なところ購入前はあまり期待していませんでした。
「失敗するかもしれない。でも安いから試してみよう。」
そんな気持ちで注文したのです。
しかし、箱から取り出して手に持った瞬間、その考えは変わりました。
「あ、これはいいものだ。」
プラスチックの質感や剛性感が非常に高く、安価なマウスによくあるチープさがまったくありません。
実際に数か月使った今でも、この第一印象は間違っていなかったと感じています。
この記事では、M570を2台、M575を愛用してきた私が、ProtoArc EM04も実際に使ったうえで感じたことを、本音でレビューします。
トラックボールは慣れるまで1週間。でも、その先は快適だった
初めてトラックボールを触った日のことは今でも覚えています。
正直、かなり使いにくかったです。
カーソルは思った場所へ行かず、細かい操作も難しい。
「普通のマウスに戻した方がいいかな」
そう思った日もありました。
私の場合、違和感がなくなるまで約1週間。
決して「誰でもすぐ慣れる」とは言いません。
ただ、その1週間を過ぎると状況は一変しました。
腕をほとんど動かさず、親指でボールを軽く転がすだけでカーソルを自由に操作できるようになり、普通のマウスより疲れにくいことを実感したのです。
今ではブログ執筆やWordPressの編集、表計算、ネット検索など、長時間のデスクワークではトラックボールが欠かせません。
一方で、Photoshopでの切り抜きやイラスト制作、動画編集など、ピクセル単位の細かなカーソル操作が必要な作業では、今でも普通のマウスを使っています。
つまり私の結論は、
- 長時間の事務作業やブログ執筆ならトラックボール
- 精密なクリエイティブ作業なら通常のマウス
この使い分けが最も快適です。
ロジクール M575を長年使って感じた魅力

私はM575の前にM570を2台使っていました。
そのため、M575は「初めてのトラックボール」ではなく、長年愛用してきたシリーズの後継機という存在です。
実際に使ってみても、「さすがロジクール」と感じる完成度でした。
手になじむ絶妙なサイズ感
トラックボールマウスにはかなり大型の製品もあります。
私も店頭で触ったことがありますが、「ちょっと大きすぎる」と感じる製品も少なくありませんでした。
M575はその点、大きすぎず小さすぎず、自然に手を乗せられるサイズです。
M570から乗り換えても違和感はほとんどなく、すぐに仕事で使えました。
毎日何時間も使うマウスだからこそ、この自然なフィット感は非常に重要だと思います。
細かな改良もうれしい
M575では、手のひらが触れる部分に細かな縦ラインが追加されています。
一見するとデザインのようですが、汗ばむ季節でも手のひらがベタつきにくく、長時間作業でも快適です。
派手な進化ではありませんが、「毎日使う道具」を本当によく考えて作っていると感じました。
「戻る」「進む」ボタンは想像以上に便利
M575には、人差し指で操作できる「戻る」「進む」ボタンが搭載されています。
私はブラウザでの調べものやWordPressの編集作業が多いので、このボタンを毎日のように使っています。
一度慣れてしまうと、このボタンがないマウスでは少し不便に感じるほどです。
電池が驚くほど長持ちする
M575は単3電池で動作します。
充電式ではありませんが、電池交換の頻度は驚くほど少なく、私の使い方では半年以上は普通に使えています。
充電を気にせず使えるという意味では、電池式にも大きなメリットがあります。
M570から改善された安心感
M570ではクリックのチャタリングが起きやすいと言われており、私の個体も最終的には同じ症状で寿命を迎えました。
M575ではその点が改善され、現在まで快適に使えています。
長年ロジクールのトラックボールを使ってきたユーザーとして、この改善は非常にありがたく感じています。
唯一気になるのは価格
完成度には非常に満足しています。
ただ、一つだけ気になる点を挙げるなら価格です。
一般的なワイヤレスマウスと比べると決して安くありません。
仕事用と自宅用で2台そろえたいと思ったとき、「もう少し手頃な価格ならな」と感じたことが何度もありました。
そこで私は、「M575に近い品質で、もう少し手頃な価格の製品はないだろうか」と探し始めます。
そして出会ったのが、ProtoArc EM04でした。
ProtoArc EM04を使って驚いたこと

正直に言うと、購入前の期待値はあまり高くありませんでした。
ロジクールほど知名度があるメーカーではありませんし、価格もM575よりかなり安かったからです。
「安いから失敗しても仕方ない。」
そんな気持ちで注文しました。
ところが、箱を開けて本体を持った瞬間、その印象は一変します。
「あ、これはいいものだ。」
私が最初に驚いたのは、ボタンでもボールでもありません。
本体の質感です。
プラスチックの剛性感が非常に高く、手に持った瞬間に「しっかり作られている」と感じました。
安価なマウスにありがちな、押すとたわむような安っぽさはありません。
価格を知らずに触ったら、「ロジクールと同じくらいの価格帯かな」と思う人も多いのではないでしょうか。
それくらい第一印象は良かったです。
実際に使っても品質の高さは変わらなかった
第一印象だけ良くても、毎日使っていると不満が出てくる製品は少なくありません。
しかしEM04は違いました。
数か月使った今でも、「価格が安いから仕方ない」と感じた場面がほとんどありません。
ボールの動きは非常にスムーズ。
ホイールの回転も滑らかで、日常的な作業では不満を感じませんでした。
もちろん、M575とは細かな違いがあります。
EM04の方が本体の膨らみがやや大きく、最初は少し違和感がありました。
ただ、これはM575を長年使ってきた私だから気付いた程度の違いです。
初めてトラックボールを購入する人なら、ほとんど気にならないと思います。
クリック感は好みが分かれる
EM04のクリックは静音タイプです。
一般的なマウスのような「カチッ」というクリック感ではなく、どちらかというとしっとりとした押し心地になっています。
私は個人的には、カチッとしたクリック感のあるマウスの方が好みなので、最初は少し物足りなく感じました。
とはいえ、これは欠点ではなく、完全に好みの問題です。
実際、職場やオフィス、カフェなど周囲への音が気になる環境では、静音クリックのメリットは非常に大きいでしょう。
静かな場所で作業する機会が多い方には、むしろこちらの方が快適に感じるかもしれません。
なお、ロジクール M575には静音モデルと通常クリックモデルがあります。クリック感を重視する方は、購入前にどちらのモデルか確認しておくことをおすすめします。
充電式なのもうれしいポイント

M575は電池式ですが、EM04はUSB-Cによる充電式です。
私はどちらにもメリットがあると思っていますが、EM04は電池を購入する必要がなく、使い終わったら充電するだけなので手軽です。
しかも、一度充電するとかなり長持ちします。
正確に測ったわけではありませんが、私の使い方では数か月単位で使えているため、「充電が面倒だ」と感じたことは一度もありません。
電池のゴミが出ないという点も、個人的には気に入っています。
Bluetoothもレシーバー接続も快適

EM04はBluetoothだけでなく、USBレシーバーによる2.4GHz接続にも対応しています。
実際に両方使ってみましたが、接続が不安定になったり、遅延が気になったりしたことはありませんでした。
さらに便利なのが、Bluetoothとレシーバーを含めて最大3台までペアリングできることです。
仕事用のパソコン、自宅のパソコン、タブレットなど、ボタン一つで切り替えられるため、複数のデバイスを使う人には非常に便利だと思います。
レシーバーは本体内部に収納できるので、持ち運び時になくす心配が少ない点もうれしいポイントです。
DPI切り替えボタンは意外と便利
EM04にはカーソル速度を切り替えるDPIボタンが搭載されています。
普段はあまり意識しませんが、大きなモニターを使っているときや、細かな操作をしたいときなど、ボタン一つで切り替えられるのは便利です。
こうした機能を見ると、「安いから機能を削った製品」という印象はまったくありません。
むしろ、この価格帯でここまで搭載していることに驚きました。
M575とEM04を実際に使って感じた違い
「結局どちらが良いの?」
そう聞かれたら、私は少し困ってしまいます。
それくらい、どちらも完成度が高いからです。
ブランドや長年の実績、Logi Options+による細かなカスタマイズを重視するなら、M575は今でも非常におすすめできます。
一方で、「性能が高ければブランドにはこだわらない」「できるだけコストを抑えたい」という人なら、EM04は本当に魅力的です。
実際に両方使っている私の感想としては、
価格差ほどの品質差は感じませんでした。
これはEM04を褒めるためではなく、本当にそう感じたからです。
だから私は、「ロジクールだから」という理由だけでEM04を候補から外してしまうのは、とてももったいないと思っています。
こんな人にはこちらがおすすめ
M575がおすすめな人
- ロジクールブランドの安心感を重視したい
- Logi Options+で細かく設定したい
- ロジクール製キーボードとレシーバーを共用したい
- 電池式の方が使いやすい
ProtoArc EM04がおすすめな人
- 初めてトラックボールを購入する
- コストパフォーマンスを重視したい
- USB-C充電式がいい
- 複数のデバイスで使いたい
- ブランドより品質を重視する
まとめ
私はこれまでM570を2台使い、その後M575を長く愛用してきました。
だからこそ、最初はProtoArc EM04にあまり期待していませんでした。
しかし、実際に使ってみると、その印象は良い意味で裏切られました。
もちろん、ロジクールの品質や安心感は今でも魅力です。
しかし、純粋に「トラックボールマウスとしての完成度」で比べれば、EM04は価格以上の価値がある製品だと感じています。
「ロジクールは少し高いな」と感じている方や、高品質なトラックボールをできるだけ手頃な価格で購入したい方には、ProtoArc EM04は自信を持っておすすめできる一台です。