こんにちは、クロスロードです。


今回は、僕の苦い思い出話にお付き合いください。


2013年頃だった思いますが、その当時の僕はネットビジネスの中で迷子になっていました。

自分が何をすべきか全く理解していなかったんです。


せどりをやったり、ブログを量産したり、Twitterをやったり、とにかく稼げるなら何でもいい、って感じでした。

そして、案の定小銭しか稼げない、というね。


そんな中、スポーツアービトラージに飛びついてしまいました。

果たして、僕はどんな失敗をしてしまったのでしょう?


あなたは僕と同じ失敗をしないでください。

では、始めます。

アービトラージってなに?

669807 s - スポーツアービトラージという残念なビジネスに飛びついた僕の失敗談

英語表記「Arbitrage」の日本語読みで、「裁定取引」のこと。

裁定取引とは、金利差や価格差に注目して、割安な投資対象を買い、割高な投資対象を売るポジションを取ることで、両者のサヤを抜こうとする手法。両者の価格が収縮したとき反対売買を行うことで投資収益をあげることができます。「アービトラージ(Arbitrage)」「サヤ取り」「スプレッド取引」ともいいます。

https://www.daiwa.jp/glossary/YST0001.html

まずは、検索してみましたがよく解らない。


とりあえず、違法なことではないです。

それから、投資の世界の用語のようです。

まあ、すごく簡単に言うと、同じ商品を安く買って、高く売ることで利益を出す、せどりと似ていると言っていいでしょう。


そして、このアービトラージの頭にスポーツがつくと、急に意味が変わってきます。

スポーツアービトラージとは?

action 1850887 640 - スポーツアービトラージという残念なビジネスに飛びついた僕の失敗談

スポーツの勝敗を賭けるもの

野球やサッカー、バスケットボールなどの勝敗を賭けるバクチです。

日本だと、たまに野球トバクとかで逮捕されていますが、イギリスとかだと全然合法で、違法性はありません。

ブックメーカーという賭けの胴元

で、これらのバクチを仕切っているのがブックメーカーという組織です。


ブックメーカーは、たくさんあります。

この、ブックメーカーがたくさんあるってことがミソなんです。


たくさんのブックメーカーに登録して、同じ試合に賭けてアービトラージ状態を作り出すのです。

勝っても負けても利益が出るのが売り

アービトラージ状態って言い方は、僕が勝手に考えた言い方です。

これは、勝っても負けても利益が出る状態を言います。


例えば、野球で言えば、巨人対阪神の試合があったとします。

普通、野球トバクなら巨人か阪神かどちらかに賭けますよね。


で、自分が賭けたチームが勝利すれば儲かる。

自分が賭けたチームが負ければ損をする。


これが、普通のバクチじゃないですか。


ところが、アービトラージはそうなりません。

複数のブックメーカーに、上手に計算された賭け方で賭けて、巨人が勝とうが阪神が勝とうが、トータルでは黒字に鳴るような状態を作り出すのです。


例えば、Aというブックメーカーには、巨人が勝つ方に賭ける。

そして、Bというブックメーカーには、阪神が勝つ方に賭ける。

結果、巨人が勝てば、Aブックメーカーから配当がゲットできるが、Bに賭けたお金は消えます。

阪神が勝てば、Aブックメーカーに賭けたお金が消えますが、Bブックメーカーから配当がもらえます。

この差額がプラスになるのなら、必ず儲かりますよね。


スポーツアービトラージとは、このような仕組みです。

自力ではアービトラージは絶対ムリ

ただし、どの試合でもアービトラージと作り出せるわでではありません。

複数のブックメーカーが、数ある試合の倍率を独自に決めているのですが、奇跡的にアービトラージになるケースがある、ということです。


そのチャンスを目ざとく見つけたら、すかさず賭ける、という感じですね。


しかし、そんな事、人力でできるはずがありません。

結局は、お金を払ってアービトラージ状態を通知してくれるツールを使うしかないです。


僕は、こういった通知をしてくれるサービスに課金したのですが、月間3000円ぐらいだった記憶があります。

しばらく課金して、辞めましたけど。

スポーツアービトラージのダメな点

women 1209678 640 - スポーツアービトラージという残念なビジネスに飛びついた僕の失敗談

では、なぜせっかく課金したのにすぐに辞めたかと言うと、実際にやってみたら「あ〜、これはとっとと辞めたほうがいいや」と思い当たることをたくさん発見したからです。


僕が、スポーツアービトラージに対して感じたのは以下の4つです。

プラットフォームに依存しまくり

このビジネスをやると、たくさんのブックメーカーのサイトを言ったり来たりすることになります。

それも、かなり急いで。


システムから、アービトラージ情報が通知されたら、大急ぎで賭けないと間に合いません。

そのため、たくさんのブックメーカーのサイトのどこにどんなボタンが配置されているか記憶しておく必要があります。


しかし、そのサイトがデザインを変更したら、またいちからサイトの構造を覚え直さなくてはなりません。

当然、サイトのデザイン変更に文句をつけるなんてできるはずもなく。


つまり、自分でコントロールできないことが多いわけです。

垢バンされたら一巻の終わり

それから、多くのブックメーカーはアービトラージ狙いのギャンブラーを嫌っています。

なので、怪しい人がいたら垢バンしてきます。


例えば、なんだか不自然な金額で賭けてくる人。

普通に人間なら、1000円とか1万円とかそういう金額になるでしょう。

しかし、アービトラージを狙ってシステムを使っている人間は、システムからどれだけの金額を賭けろと司令が来ますので、どうしても不自然な金額を賭けることになります。


例えば、999円を賭けるとか。

どう考えても、普通じゃない。


このような賭けをブックメーカー側に見つかったら、垢バンを覚悟するしかないでしょう。

利益が出てもすずめの涙

アービトラージの構造を考えると、必ず利益は出るのだけど、必ず損失もあるわけです。

利益が損失を上回っているからいいだけで。


でも、最終的な利益は、利益から損失を引いた残額なので、ぶっちゃけ大した金額にはなりません。

なんの技術も身につかない

僕が、スポーツアービトラージからとっとと足を洗った理由で一番でかいのが、「なんの技術も身につかない」からです。


たくさんのブックメーカーのサイトを行き来して、ギャンブルしまくって、何かしらに利益を得たとして、それが何になるのでしょう。


僕にとっては、そんなんなら近所で評判の焼き鳥屋でバイトするほうが、よほど技術になると思います。

なぜ僕はこんな手法に飛びついたのか

1163996 s - スポーツアービトラージという残念なビジネスに飛びついた僕の失敗談

100%稼げるという謳い文句にやられた

インターネットビジネスは、まだまだ生まれたばかりです。

そのため、法律とかの整備が全然できていません。


なので、本当は稼げないのに、いかにも大金を稼げるような情報がゴロゴロしています。

正直、僕はそんな情報を真に受けて、散々痛い目を見てきました。


そんな状況で100%稼げます!と言われて、コロッとやられたわけです。

稼げない日々が続き、焦っていた

当時の僕は、ネットビジネスの初心者でした。

自分が何をすればいいかもわからないし、ほとんど稼げないでいました。


しかし、家族を養わないといけないのに、会社からの給料だけじゃ絶対足りない。

絶対稼がなきゃまずい。


こんなふうに神経をすり減らしていました。


そんな僕の心の不安を突くように、スポーツアービトラージからの誘いが来たのでした。

僕は、わらにすがるかのように申し込みボタンを押したのでした。

多数のメルマガを読んでいたから

スポーツアービトラージからの誘いが来た、と書きました。

その誘いは、どこから来たと思いますか?


それは、誰かのメルマガです。

もう今となっては、誰のメルマガだったかは覚えていませんが、とにかく誰かのメルマガでした。


当時は、こんな感じで情報を取りまくっていました。


なので、毎日どこからか何かの誘いが来る状況でした。

これはよくないです。


今の僕は、本当に信用できる人のメルマガだけしか読んでいません。

ほかは全て配信解除しました。

まとめ

スポーツアービトラージはやるな

追伸

ネットビジネスには、怪しい案件がたくさんあります。

僕も正直、うんざりしています。


ですが、本当にちゃんとやれば、しっかりとした結果が得られるのも事実なのです。

そのためには、事前にしっかりとした知識で武装するべきなんだと思います。


では、クロスロードでした。